シャッターハンド, Shatterhand


 

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Shatterhand(シャッターハンド)
機種 NES(海外ファミコン)
発売元 Jaleco(ジャレコ)
開発元 Natsume(ナツメ)
発売日 1991年10月
プレイ人数 1人プレイのみ

 

海外版ストーリー

 西暦2030年。医療技術は著しく進歩し、人体の失われた四肢を、極めて精密なサイバネティック・デバイスにより代用できるまでに発展していた。またその一方で軍の極秘プロジェクトとして、この新しいサイバネティック技術を軍事利用するための研究が、大規模な科学者グループによって密かに進められていた。その科学者達の中から、ある時一握りの反乱分子が生まれた。彼らは共に世界征服の野望を抱き、水面下でサイボーグ兵士の軍団を作るため共謀したのである。やがてガス・グローバーという男が組織のリーダーとして君臨するようになり、計画が綿密に練られ、恐るべきサイボーグ軍団の出撃準備が完了すると、彼らは一斉に蜂起し反乱を開始した。人々は彼らを、メタルコマンドと呼んだ。

 この反乱に対抗するために、法と秩序を守るための機関(the Law and Order Regulatory Division)、"L.O.R.D.(ロード)"が結成された。彼らはメタルコマンドのサイボーグ軍団と対等に戦える武器を開発するため、新たな科学者グループを召集。その研究の結果生まれたのが、サイバネティック・ハンド、すなわち人工の両手であった。

 このサイバネティック・ハンドは、移植した人間に驚異的なパワーを与える。その両手から放たれる一撃は、金属製の装甲ですら粉々に粉砕することができるのだ。だが一つだけ問題があった。自ら望んでサイバネティック・ハンドを移植する者が現れなければ、メタルコマンドにその鉄拳をふるうことはできないのだ……。

 その頃、ニューヨーク・ブロンクスでは、若き優秀な警官、スティーブ・ハーマンが、メタルコマンドサイボーグの1体を追跡していた。と、突然サイボーグは速度を落とし、ハーマンは容易に相手を追い詰めた。ハーマンがサイボーグの奇妙な行動に戸惑っていると、背後からコンクリートの地面を砕く、耳障りな金属音が聞こえてきた。だが既に手遅れだった。彼が振り向いた時には、巨大なサイボーグが彼の目の前に迫っていたのだ。次の瞬間、ハーマンの身体は2体のサイボーグによってサンドイッチにされていた……。だが、両手と肋骨を砕かれながらも、ハーマンはかろうじて生きていた。サイボーグが彼の生死を確認しようとした一瞬の隙を突いて、ハーマンは何とかその場から逃げ延びたのだった。

 数日後、彼の完全に押し潰され、引きちぎられてしまった両手が切断されると、一人の男が病院のハーマンのベッドへ近付いてきた。その手には一つの箱が携えられている。彼は自分はL.O.R.D.の人間であると名乗ると箱を開け、その中身をハーマンに見せた……サイバネティック・ハンド――この世で最も強靭な手を。

 今まで以上にメタルコマンドへの怒りを燃やすスティーブ・ハーマンは、サイバネティック・ハンドと、そしてそれが彼に与える使命を受け入れたのだった。サイバネティック・ハンドが移植され、ハーマンが負傷から回復するまでに2か月を要した。そして彼が病院から姿を現した時、彼の本当の名前は闇に包まれていた。今の彼の名は、“シャッターハンド”。己の素手ひとつで、反乱を叩き潰す男!

国内版と異なる部分

●主人公は緑色のジャケットを着たシャッターハンド。パンチやジャンプするとジャケットがダブつくのがイカす。パワーアップするとジャケットの色がオレンジに変わる。

●オプションはサテライト・ロボットと呼ばれ、それぞれロボットの上半身のような形をしている。このロボットが手にした銃を撃ったり、ソードを振ったりグレネードを投げたりする。

●トルネードバーストを装備する代わりに、シャッターハンドが全身にボディアーマーを装着、手からショットを発射する。なお、国内版では最大で約1分間持続するが、海外版では約30秒間しか持続しない。国内版のトルネードバーストはちょっと強すぎるのかも。

●パワーパーツはゴールドコインで、まさに「お金を払ってパワーアップを買う」というわかりやすい図式になっている。

●一部の敵の耐久力が国内版より高くなっている。

●タイトルデモと、エリアCのBGMが国内版と異なる。また、エリアFのBGMがエリアEと同じになっている。よって、国内版のタイトルデモ(プラスアップ)と、エリアC&FのBGMは鳴らない。
 
エリア ボス
A FACTORY(工場) BALZIRE
B REFINERY(精製所) POGOBORGS
C SUBMARINE(潜水艦) CYBORGAPE
D FILTRATION PLANT(ろ過プラント) HARPTUNE
E ANTI-GRAVITY RESERCH CENTER
(反重力研究センター)
GRAVITUS
F RAVAGED CITY(破壊された街) INFERNON
G MISSILE COMMAND(ミサイル指令所) General Grover
ααα Yobobot
ααβ Laserbot
αβα Swordbot
αββ Ricobot
βββ Grenadebot
ββα Pyrobot
βαβ Yoyobot
ββα Bounceobot
 
 エリアB、道中は国内版と全く同じだが、ボスが大きく異なる。機械的な面らしく、双子のロボット(POGOBORGS)である。動きは国内版エリアCのボス、双子のギャルに良く似ているが、倒すと爆発とともに第2形態に変身する。
 これがその第2形態。ヘビのような多関節メカで、クネクネと非常に滑らかに動く。倒すとバラバラになって飛び散る。
 こんなに気合の入ったボスなのに、なぜ国内版ではカットされてしまったのか疑問である。
 国内版と海外版の最も大きな違いが、このエリアC。国内版は「遊園地」だったが、海外版では「SUBMARINE(潜水艦)」という、全く違う面になっている。BGMも国内版では使われていない、ちょっと暗めの曲だ。
 前半はメカニックな雰囲気。ところどころに蒸気が噴きだすパイプがあったり、天井の穴からザコが降ってきたりする。
 後半はガラリと雰囲気が変わり、不気味な研究所になっている。床に水が張ってある所では、自機の移動スピードが鈍くなる。空中を漂いながら体当たりしてくるエイリアン、カプセルに入った巨大なミュータント等ここにしか登場しない敵もおり、非常に凝った面だ。
 国内版でこの面と差し替えられた「遊園地」エリアが明らかに手抜きなため、これまた実に疑問な変更点である。
 国内版エリアBのボスが、海外版ではエリアCのボス(CYBORGAPE)に。生物的な面に生物的なボスということで、ちゃんとマッチしている。ボス自体は全く同じだが、海外版では床が水になっており、多少戦いづらくなっている。
 エリアEのボス、GRAVITUS。一見国内版と同じようだが、良く見るとボスのグラフィックが微妙に違う。海外版のほうがより幽体に近い感じで不気味だ。ちなみに攻撃方法は国内版と変わらない。
 最終エリアGのミサイル。国内版はなぜか「SRS(Super Rescue Solbrain)」の表記だが、海外版では「US.ARMY」と書かれており、世界観に合致している。
 最終ボス(General Grover)は国内版と変わらない。だが、ボスもシャッターハンドと同じ武器(サテライト・ロボットとボディアーマー)を持っていた! という熱い展開になっていたことがわかる。国内版は主人公の武器がオプションとトルネードバーストに変わっているため、この演出意図が薄れてしまっているのだ。
 エンディング。喝采を送る群衆、炎上する敵基地をバックに微笑む西尾大樹……は非常に違和感があったが、こちらが本来の姿。
| 13.08.2020 Просмотров: 264
| Теги: シャッターハンド, 特救指令ソルブレイン, Shatterhand, Tokkyuu Shirei Solbrain